NPO活動の責任って…
3月になりました。
桃の節句だというのに、今日は寒いですね…八王子は雪になるのかな?
今日はマジメな話しを…
NPO活動やボランティアの原動力は、社会の課題解決への意志と自分のやりがい、好きや楽しいという想いがないと長続きはしません。
じゃあ楽しければいいのかというとそうとばかりは言っていられません。
一番大事なものは責任感だと思います。
例えばボランティア、約束していた仕事を「今日はやりたくないからや~めた」といって突然キャンセルをすれば、出掛けるのを楽しみに待っていたお年寄りや、一緒に遊ぶのを楽しみにしていた子どもたちが、とてもがっかりしてしまいますよね。
NPO活動でも約束は大事です。
例えば、イベントを行う時、開催に向けて、いろいろな人が関わり、スケジュールを組み立てていきます。その時その時で、やらなければならない仕事、関わらなければならない人、みんなが調整して、協力し合って、ゴールに向かって一つひとつ組み立てていきます。
それが、一人の人が約束の仕事の期限を守らなかったり、やらなかったりすれば、予定していた仕事も滞りますし、予定を入れていてくれた他の人たちにも迷惑がかかります。一度スケジュールを決めたら、それに添ってやっていくのはそれぞれの担当者の責任です。NPO活動だから、みんなボランティアだからこれくらいいいだろう、自分くらいいいだろうという甘えは禁物です。
逆に言えば、こういう不安定な活動だからこそ、社会から信頼を得るためには、責任をもって行動しなくてはいけないと思います。
どこかのNPO法人が事件を起こすと、ニュースに流れ、そうするとNPOは信頼できないと、他の真面目にやっている大多数のNPOまで白い目で見られてしまいます。実際、新聞にNPO法人の事件が新聞に載った後にお問い合わせがあったこともあります。
そもそもNPO法人は社会に私たちはこのような社会的活動を行いますと約束をして法人になっています。約束を果たす責任があるのです。
話しを元に戻しましょう。
不安定な活動…私たちの活動、NPO活動は任意の活動です。勝手に「こういう社会課題を解決する!」と社会に対して約束をしていて、「明日遊園地行こうね」とか子どもと指切りをして約束をしているわけではないので、実際何時活動しても良いですし、誰も見張っていないわけですから、やってもやらなくてもいいのかもしれません。(NPO法人や行政や企業等との契約があれば別ですよ)
じゃあ、誰に責任を果たすのかというと自分でしかないのかもしれません。そして一緒に活動をする仲間にです。
社会をよくしたい、もっと住みやすいまちにしたい、子どもたちの笑顔あふれるまちにしたい…そういう自分の、仲間との想いを実現していこうという意思、やりがい、そこに責任を果たそうと活動をしているのだと思います。
そして、一つひとつ、約束(責任)を果たしていくことの積み重ねが信頼につながっていくのです。
「信頼」NPOにとっての一番の財産です。
そして今、約束を守ってくれない仲間のために苦労をしている真っ最中です
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